今日のお茶稽古の掛け軸の言葉


梅雨の晴れ間の蒸し暑い日に この言葉を観て

 

涼しく思えるようにと 掛けるのだと


涼という感覚ですなー

 

ああ日本って素敵

 
クールビズとして オフィスに掛け軸掛けたらいいのに

ゴダイゴの曲

自分の名前の一部が入ってるバンド 小さい頃から 気になってます


さて最近 こんな質問を投げかけられました

人からどう見られたい?


僕としては 自分がどう自分を認められるかを考えたいと思ってます

人からの見られ方を気にするとブレてきそうです

どんな自分になりたいのか?

どちらにせよ結局同じ答えなのかもしれないど


どんな自分か?

考えてみたら 自分の名前にいきついた

名前は生まれた瞬間から与えられた宿命のように思えた

大きく吾を見つめろと 親から授かりました宿命です


名前に近けるように努力しつづけているのかもしれない



旅先で出会ったある人が言っていました

運命は変えられる 宿命は変えられない 背負ったものだと、、、
82歳のお茶の先生の言葉の背景にある 日本文化の肌理の細やかさ に感動することが多い 毎日曜日


着物の襟などは左が上なそうな

右を上にするのは死者なそうな


そんな話から転じて 死者の装いについて聞いた

昔はお遍路さんのような旅の装いを 白い反物で急拵えをしたそうな


死後の世界への旅仕度

ひと昔前のその死生観に 自然さと 無常に対する素直さと あたたかさすら感じた


昔は今より 死に対して 諸事 丁寧でしたよ との言葉が感慨深かった

丁寧という言葉に


いろんなことに丁寧さを欠く日常を考えさせられた


今風にいうスローライフに 肌理細やかさと 丁寧さを、、、

 

修士論文のテーマは「小屋」でした。

 

炭焼小屋、煙草乾燥小屋、藻小屋、舟小屋、

 

石臼小屋、砂糖しめ小屋、産小屋、茶堂、

 

灰屋、みかん倉、蔵、、、、

 

 

日本にはたくさんの小屋がいっぱい働いていました。

 

 

その すがた、かたち に感銘を受けて、

旅をしながら論文を 書き綴って、なんとか卒業、、

 

 

いつか、いい小屋の設計をと思って、設計事務所で

修業し、下関へ戻り、、、、

 

ついに、きたーーーー

 

 

30坪のデッキの設計・施工の後、

追加で東屋もとのこと。

 

ぶち、かっちょえー 小屋つくっちゃるけー!!

 

↑エスキス模型

Image0951.jpg
火の山からの下関一望の風景


小さい頃 遠足や花見にで来た思い出が詰まった場所



東屋を設計する機会を頂いたので 事例を見に行ってみたら


美しい我が街に感動
Image002.jpg
山口の海はきれい

きれいな海の山口


東京にいたとき湘南に憧れて泳ぎに行ったものの、、

入る気になれなかった



プール 冷えてます

このキャッチコピーは住んでた駅、豊島園のもの


うまいねー
Image0911.jpg
トイレの窓に ツタが 顔出す 季節に なりました


カベチョロ や 虫 が 遊びに来るかな そろそろ
Image0541.jpg
30ともなると

20代の種まきの芽が徐々に出つつある人たちが周りに出てきた


ヒゲ先生の研究室の同胞たち

ある人は世界一の建築学校を卒業して世界的に活躍する建築家の元での修行を始めた

ある人は独立して建築活動を始め

ある人はプロダクトデザインで日本中で作品を作りだし

ある人は大手設計事務所でバリバリ働き

後輩たちは建築学生の登竜門的コンペで最優秀の功績を残し


みんな 地方大学卒の異色を放ちつつ もがき苦しみながら 着々と結果を出しつつある様子


なんのために生きるのか
建築という手段のなかで、、、

ヒゲの先生ですら、もがき苦しみながら



さて 僕は、、

20代は寝るな、女と寝る以外は

この言葉を胸に頑張ってきたもののの

30代は?


人から与えられた厳しい環境でこそ頑張れた

が、、、


いざ自分で歩みはじめたら
自立して自律する厳しい環境をつくる難しさに、、


まずは充電期間

お預けをくらった犬状態で 1級建築士の勉強を

押入を改造した机に向かい もんもんとしながら


明日のための今日を

今日の結果の明日のために


年だけ重ねる恐怖とともに



もんもんもんもんもん

そんな感じ



成長とは外向きのスパイラル

同じところをグルグルしているように感じるもの


グルグルグルグル

そんなこと 考えながら ネジを巻く 今日この頃
お仕事で車走りしてたとき 見た光景


転んだらしい自転車のおじいちゃんの
籠からこぼれたゴボウやらネギやらを拾ってあげてる男の子たち


おじいちゃんが ニコリとありがとうと言うと

男の子たちは、なんとも言えない照れくさそうな笑顔をしてた



ニュースでは 先を按じたくなる子供の姿ばかりが映るけど


きっと たくさんのキラキラした子供たちも多いはず
パリっと スーツを着込み 妹と長府のお茶の先生のお宅へ


今日から茶道に入門させていただきしました


見様見真似でお濃茶 味噌仕立てっお雑煮 お薄といただきました


正座で足はビリビリになりながらも 和の空間に いたく感動いたしました



縁に差し込む光が障子を透り、やわらかく和室をつつみこんで、やさしい陰影をつくっていました

畳の目や天井の網代、柱の木目、壁の聚楽、着物の生地、、

凹凸のある仕上げが陰影によって奥行と厚みと重みを増していました


久々 頭に焼き付く空間に身を置きました



こんな時間を必要としてた ってぐあいに潤いました